めまいと闘う日々: 1

スタッフコラム

めまいとの闘い

 眠っていたら突然、天井がぐるぐる・ぐらぐら身体がどこかに持って行かれてしまいそうになり気分が悪く、身体を動かす事もトイレにも行くことすら出来なくなった経験はありませんか。

 目が回らない顔の向きはないかと探して、ぐるぐるぐらぐらとならないように大人しく眠るしかないです。数時間後、少し落ち着いたら、少しずつ上半身を起こし床に身体を滑らすようにして、トイレに行ったり水分補給をしたりぐるぐるぐらぐらとの格闘です。点滴をしてもらい、2~3日ひたすら眠り、徐々に動けるようになるのです。

 しかし、その後も、顔を上や下に動かすとぐるぐるぐらぐら気分が悪く、頭全体が膜に覆われているようなスッキリしない状態が続くのです。私はなんと2年もの間、苦しみ、闘いました。さまざまなことを体験し努力を続けた結果、ある日、朝目覚めると昨日までの膜に覆われたような自分ではなく、クリアな自分がいました。スッキリと改善したのです。身体のケアは今も続けていますが、それ以来、あの2年間のようなひどい状態にはなっていません。

 めまいに苦しめられている方の励ましになればと思い、私の体験をお話させていただくことにします。原因や対処方法などお話ししますが、あくまでも私の経験に基づくもので医療的見地に基づくものではありませんので予めご了承ください。

 子どもの頃からの、視力はひどい近視・乱視、肩こりも酷く、中学生の頃には整体やあん摩の経験がありました。高校生の頃、立ちくらみを覚えました。20代半ば会社勤務をしている頃、当時はとても忙しく毎日遅くまで働く日々でした。駅の階段を一段一段降りるときに、ぐわわんと視界が揺れるのを覚えました。それが、初めてめまいかしらと認識したときです。しかし、それは時々起こる程度で、日常気になるものではありませんでした。

 30代前半。冒頭のような発作が起きました。しかし、半日程温かくして眠ればスッキリと治るものでした。何度となく、繰り返していました。婦人科ではホルモンバランスが悪いから妊娠すれば治ると言われました。暗示にかかっていたのか、妊娠中はめまいが起こることはなかったです。耳鼻科で軽いメニエール病と診断されたこともありましたが、1度きりです。薬の服用をしましたが。倦怠感・気分が悪く眠いものでした。

 そして40代。冒頭の発作が起き、発作が治まってから日常生活を送ることは出来ますが、顔を上下に向けた時にぐるぐるぐらぐら、自動車に乗車中もぐらぐらふわふわ、歩行も真っ直ぐのつもりがふわ~っと揺れ動いていて、何しろ頭に血が巡っていないのではないかと思える状態です。帰宅してやらねばならない事が終わると眠い、よく眠れるのです。日常生活の最低限のことは出来るけれども、やっと生活している状態です。このままでは、行きたい旅行に行けないばかりか、楽しめるはずのものが楽しめない、家族にやってあげたい事が思うように出来ない、さまざまな場面で余裕がなくなってしまうと、不安になりました。

 精神的に参らないように、できるだけ健康なときと変わらないよう普通に日常生活をおくるようにはしていました。そうしないと、病は気からという言葉通りになってしまいそうで本当にこのまま治らないのではないかという不安に駆られてしまうからです。勿論、周りの方々にフォローして頂いたこともたくさんあり、感謝しております。

 耳鼻科・婦人科・内科・整骨院・鍼灸院などなど受診しました。特別、病気が原因でめまいが起こっているわけではないという結論でした。まずは、大きな病気ではないことに安心をしましたが、現実問題、日々苦しいです。めまいに関するテレビ特集を観たり、話を聞いたり、読んだりしました。次第にどうすればよいのか、努力すれば治るのではないかと思えるようになりました。ここから先は、どんな対処法でめまいから解放される生活に戻れたかをお話したいと思います。

めまいの原因

 めまいを引き起こす原因となるものをあげます。(あくまでも私の場合であり、私の見解です。そして、病気ではなく原因不明な場合です。)

  • 冷え
  • 新陳代謝の滞り
  • 下半身の冷え(開腹手術をしたことのある人は上半身と下半身の体温バランスが崩れやすいらしいです)
  • 身体の凝り
  • 肩甲骨
  • 鎖骨まわり
  • 三半規管に反射のつぼ
  • 身体の歪み
  • ストレートネック
  • 背骨のS字カーブの歪み
  • 左右の肩の高さの違い
  • 骨盤のゆがみ

 以上のようなことが原因でめまいが誘発されていると思います。原因がわかったら、改善する努力の始まりです。

発作が起きた時は

  • 身体を温める
  • 首・鎖骨回り・あごの付け根のくぼみ・肩甲骨をほぐす
  • 睡眠
  • 針治療・マッサージ(辛いときは専門家にお願いするのがいいです。ある程度ほぐして頂くと動こうという気持ちになれます)
  • ストレッチ・運動・整体(専門家に定期的に)

 発作が起きた時は、ゆっくり身体を休め、たくさん眠ることです。日頃の疲れが溜まり、いつの間にか身体のあちこちが凝り固まってしまっているのです。しかし、眠っているだけだといつになっても動けるようにならないので、ほぐす努力も必要です。

 そして、日頃から身体が凝り固まらないように維持することが必要なのです。

 ここまで読んでくださりありがとうございます。対処法の詳細は次回に続きます。気を付けていること、身体をほぐす方法をお話ししたいと思います。

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