めまいと闘う日々: 2

めまいスタッフコラム

  前回、めまいの苦しみと私なりに考えた原因をお話いたしました。

  今回は、対処法です。

  早速、一つずつ詳しくお話ししたいとます。

冷えについて

 めまいが起きた時、ふと気が付くと身体が冷えていると感じるものです。

 冬に顔と耳が冷たくて、夏に冷房の効いた部屋で寝ていて肩や足が冷えてしまい、ぐるぐる回り始めたこともあります。

 冷えは大敵です。

 発作を繰り返していたころは、足首が冷たく夏でもモコモコの靴下を履いて寝ていました。

 汗をかきにくく、サウナに行ってもなかなか汗をかくことが出来ませんでした。

 どうにかせねば。

 そこで、始めたのはウォーキングです。

 週1回の1時間半。平日は片道10分の通勤路を2往復。月1回程度のトレッキング。大股で早く歩き血の循環をよくすることを心掛けます。

  腸腰筋を伸ばすのも、下半身の冷えや浮腫みに効果的です。大腿骨から腰椎にまで繋がる筋肉です。あしを前後に大きく開き、前の足を90度に立て、後ろの足はつま先からひざ下が床につくように伸ばします。ゆっくりと30秒かけて足の付け根付近を左右伸ばします。

 更に、 ショウガを多く摂取するようにしました。煮物・炒め物・汁物・飲み物。冷凍室には千切り・みじん切り・すりおろししたものを用意しておき、身体が冷えやすいとき、季節の変わり目には多用します。紅茶や烏龍茶にすりおろしショウガを入れて飲むのは手軽です。

  なるべく、身体を動かして代謝をあげ、一日に1回でも汗をかける生活を心掛けるといいように思います。

凝り歪みについて

 きっとめまいが起きてしまうのには、身体のあちこちが凝り固まりやすいという方がほとんどではないかと思います。

 めまいが起きてしまったら、まず、どこをほぐすといいかですが、耳だと思います。

 耳たぶを放射線状に引張り、ぐるぐる回します。また、耳の穴に指を入れて、壁を押してみてください。血行が良くなり、ポカポカしてきます。

 続いて、首です。

 耳の下から鎖骨に向かって伸びる筋を上から親指と人差し指でつまみます。左右交互にやってください。首と頭の付け根の部分を、両手で頭を包むようにして親指で軽く押してみてください。あくまでも軽く行います。目が疲れている方は、そのまま親指を後頭部に移して押してください。続いて、中指と薬指で頭の付け根から肩の付け根・肩まで押します。ここまで出来たら、かなり頭部の血行が良くなっていると思います。首を左右に倒してみてください。少しは楽になっていませんか。

 そして、鎖骨まわりです。

 寝転がって行ったほうが、痛みが柔らかくより効果があります。鎖骨の上のくぼみを軽くぐりぐり押してほぐしてください。かなりの痛みがありますが、根気よく日々つづけることによってほぐれてきます。意外かもしれませんが、肩甲骨周りがほぐれてきます。ちょっと強く押してしまうと、肩甲骨の周りが痺れるので、きっとここをほぐすと後ろのここがほぐれるのだなあとわかるはずです。

 鎖骨の下は、手を拳骨にして指の第2関節を使ってぐりぐり押してみてください。猫背気味に肩が円くなっているのを伸ばすのに効果があります。

 続いて、肩甲骨です。

 起き上がって、腕を下げ、後ろに回して手を繋いだまま、肩を前から後ろへまわしてください。肩甲骨を寄せたり離したりする事を意識して動かしてみてください。次に、繋いだ後ろ手を上にあげ、首を後ろに倒します。30秒ほどそのまま維持してみてください。手を解いた瞬間に血流を感じます。また、伸びをするように手を上でつなぎ、伸びをしながら肩を前後上下させながら、まわしてみてください。最初は上手く回せないかもしれませんが、ほぐれてくると肩や肩甲骨を動かす事ができるようになります。

パソコンやスマートフォンをのぞき込む時間が長い現代人の健康で危惧されているのが、 ストレートネックです。

 体重の8-10%の重さがある頭部を支える首が正しい曲線を描けていないと、どうしても首・肩への負担が大きくなります。

 うつむき姿勢は首への負担が2-3倍になるようです。

 頭痛・肩凝りになりやすいのは、納得いってしまいます。正しい姿勢が大切ですね。

 そこで、ストレートネックを正しいカーブに戻したり、予防するのに蒲鉾型の枕が良いのですが、身近なものを代用してみましょう。1.5㍑や2㍑の丸型のペットボトルに水を入れ、バスタオルを巻き付けゴムなどで留めます。

 仰向けに横になり、首の下に入れます。10分くらい静かにしているだけでも、首が伸びて血流が良くなります。左右にイヤイヤをしてみるとなおスッキリします。

まとめ

 ここまで、私なりにめまいから解放されるべく、日々気を付けたり、ケアをしている方法をあげさせていただきました。

 どれも、無理なく気持のいいように、気になるところを重点的になどと工夫をして試してみていただけるといいかと思います。

 めまいの状態をみながら、無理のないようにじぶんで出来ることを探りながら、ほぐして、伸ばして、代謝を良くする事、そして、最後は自分自身で行う日々のケアが、めまいから解放される近道だと思います。

 明るく元気に前向きに日々過ごすために努力を惜しまないようにしようと思います。

 長々と失礼しました。少しでも、参考にしていただけたら幸いです。

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